if文は他の言語でも使われていますが、JavaScriptの場合にはどのように書けばよいのか解説します。JavaScriptの学習を始めたばかりの方でも分かりやすく書いているので、是非参考にしてください。
本記事ではJavaScriptのif文について徹底解説しています。if文は数多くのプログラミング言語でも使用されている必須の知識なので、使いこなせるようにしましょう!
if文とは
if文はJavaScriptに限らず、多くのプログラミング言語で条件分岐として使用されています。if文を使用することによって、「もし◯◯ならば、△△と処理する」などと条件ごとに値を変えたり、処理を変えることができます。
if文の基本形
if文の基本形を紹介します。実際に手を動かしながら、if文をマスターしましょう!
if文では条件が一致する場合には「true」、不一致の場合には「false」と表記します。
if文の基本的な形
if文の基本形です。条件式がtrueであれば実行されますが、falseの場合には実行されません。
if( 条件式 ) {
//条件がtrueであれば実行する
}
条件式の値が70以上の場合に条件が一致するので「合格!」と出力されます。今回はscoreが80で条件が一致(true)となるので、「合格!」と出力されます。
let score = 80;
if (score >= 70) {
console.log('合格!');
}
// "合格!"
この場合はscoreが60で条件は不一致(false)となるため出力されません。
let score = 60;
if (score >= 70) {
console.log('合格!');
}
// この場合には何も出力されません。
elseを使用した条件分岐
elseを使用することによって、if文でfalseとなった場合の処理を命令できます。
if (条件式) {
//条件がtrueであれば実行する
}else{
//条件がfalseであれば実行する
}
if文の場合、結果がfalseの時には何も出力されませんでしたが、elseを使用することでfalseの場合は「不合格」と出力されます。
let score = 60;
if (score >= 70) {
console.log('合格!');
} else {
console.log('不合格');
}
// "不合格"
else ifを使用して3通り以上の条件分岐
else ifを使用することで条件分岐を細かく設定できます。条件は上から順番に実行されます。
if (条件式1) {
//条件式1がtrueであれば実行する
}else if(条件式2){
//条件式2がtrueであれば実行する
}else{
//条件式がfalseであれば実行する
}
1つ目の条件式はfalseのため何も実行されませんが、2つ目の条件式ではtrueになるので「合格!よく頑張りました!」と出力されます。
let score = 80;
if (score >= 90) {
console.log('合格!素晴らしい!!');
} else if (score >= 70 && score < 90) {
console.log('合格!よく頑張りました!');
} else {
console.log('不合格。もう少し頑張りましょう。');
}
// "合格!よく頑張りました!"
論理演算子で複数の条件分岐
条件式の中で論理演算子を使うことで、「AかつB」、「AまたはB」、「A以外」などの条件を与えることができます。こちらも利用頻度が高いので、実際に手を動かしながら覚えましょう。
and
and(&&)は複数の条件式が全てtrueの場合に処理が実行されます。
if (条件式1 && 条件式2 ) {
//条件式1、条件式2の両方がtrueであれば実行する
}
or
or(||)は複数の条件式に1つでもtrueがある場合に処理が実行されます。
if (条件式1 || 条件式2 ) {
//条件式1、条件式2のどちらかがtrueであれば実行する
}
not
not(!)は条件式の結果が逆になります。条件式がtrueの場合false、falseの場合trueとして処理が実行されます。
if (!条件式) {
//条件式がfalseの場合、trueとして実行される
}
まとめ
if文はJavaScriptだけでなく、数多くのプログラミング言語で使用されている条件分岐の構文です。プログラミング学習を始めたばかりの方にとっては、複雑になるほど難しそうに思えてしまうかもしれませんが、ゆっくりと読み解けばきっと理解ができるはずです。
今回の記事にまとめているif文は基礎中の基礎になるので、使いこなせるようにしましょう!